アトリエ金属蛙: 「金工作家と名乗ろう」の話

2011/04/21

「金工作家と名乗ろう」の話

「こうありたい欲 the will like this」W410D380H1100
「遊翔力 fly high」W280D280H800
「お日様をためこんだ he's full of sunshine」W320D320H420
撮影/箕輪諒太


「きみたちは、若い作家であって、作家が大学院という所に居るんだ」
という言葉を、「作家」である教授陣から何度もいただきました。
なんだかきのよわい話であります。
若い作家が、外に場所を探しきれず、金銭面を他に頼ってあしぶみをしているようで。
それでも、
「なかよくやりましょう」
と、ガラスの高橋禎彦氏はいいました。
もう同じフィールドに居るんだと言われたようでした。

脳内の逡巡をことばにしようとすると途端に稚拙な文章ができあがる気がしてならなくて、さいきんはあまり書けていませんでしたが、ちょっと恥を忍んで書いておこうかと思います。

ひとりひとり「たいしたことないもの」であるわたしたちが、
なにものかであることを伝えるために肩書きというものを持つ。
その肩書きが、周囲のにんげんの焦点を合わせ
ひとりの意識を支えたりする。

あなたを支えるのは、どんな肩書きだろうか。

わたしを支えてくれる肩書きを、彼らがくれました。
まだまだ「与えられた肩書き」ではあります
自分がこなせていると思えたとき、自信を持って言えるようになるのでしょう。
わたしは○○です、とね

カタガキを毛嫌いしていた時期もありました。
最初の名刺は、肩書き無しでつくりました。
でも肩書きを伝えてあげるのはたいせつなことでネ
なにものかがわからないでいると、そのひとはいつまでもあなたに焦点を合わせられない。それは不安なことですから。
わたしはそろそろ名乗ってみたいと思います。
どうもはじめまして、金工作家のやぶさめちひろと申します。
以後お見知りおきを!

なんつってやっぱまだ恥ずかしいやね

0 件のコメント: