アトリエ金属蛙: 共同制作って、むつかしいすよね。

2013/05/29

共同制作って、むつかしいすよね。

誰かと一緒に。もしくはみんなでいっしょに。
ひとつの作品をつくる。
ほんとにそんなことできんのか? についての考察。


自分は、基本的に作品制作をするときは独りです。
基本的に、というのは
構造とか強度とか、デザイン以外の点についてその道の先輩にアドバイスを乞うことはままあるので、「基本的に独り」です。


いままで 複数人でひとつの作品を仕上げた経験は、4回。
4回すべて身長と同じか 越すくらいの大きさの作品だったですが
それぞれ4人、5人、...12人?、...19人?。
改めて数えるとすごい数やな。まぁそんな人数で制作してたわけです。


デザインや構造の案出し から 実制作まで
それを5人とか10人とか、そんな人数でやろうとすると、
どうしても
手を出すひとと指示を出すひと
しゃべるひととしゃべらないひと
あつまるひととあつまらないひと がでてくるわけで。

だからどうしたって まとめるひと が必要なわけで。

その、まとめるひと は
人数や作品の規模がおおきくなればなるほど、
もう、他の仕事は他の人に任せて、
「まとめる」ことだけに集中しなきゃいけないくらい まとめなきゃいけないし、
案出しの段階でみんなが納得する答えをみつけて 仕事をさせて
仕事がおわるまでみんなを同じ方向 向かせてなきゃいけないんですよね。

で なければ

「原案者」がいて、それをサポートするスタッフがいる、っていう構図になることは免れない。
原案者とスタッフとの これでいいかな? いいともー っていうやりとりはあったとしても、あくまでもスタッフ。補佐役。という意識は拭えない。

それがいやなら。
ほんとにぜんいんでつくる、みんなの作品。ということにこだわるなら、
「原案者」と「まとめるひと」を混同してはいけないのでしょう。

原案は、だれかひとりが考えたものだったとしても、「まとめるひと」が別ならば、
なんとなくその作品は まとめたひと のものでもないし 原案者 のものでもないという意識になれます。
まさに全員制作者。そういう作品も一度、ありました。


理想をどこにもっていくのがいいのか、まだ経験値が浅いせいかハッキリわかってきませんが。
共同制作ってむつかしいすよねー。

でも、いちど共同制作で本気だした仲間って、いいものです。はい。

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匿名 さんのコメント...
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