いつかの記事で、板の状態からここまでご紹介しました。▼
一枚の銅板を、赤くなるまで熱する→水につけて急冷→叩く を繰り返して、徐々に深く絞っていきます。本体と蓋は、同時に進行しています。
そして、蓋と本体の径をぴったり合わせます▼
合ったら、次のステップ。
蓋を取るためのつまみになる部分に、葉っぱをロウ付けします。▼
この葉っぱは、シルバー925(sterling silver)の鋳造製です。
蓋の下敷きになってる輪っかは、これから蓋の内側に付ける部品(真鍮製)です。
はい、付きました。
本体の裏には、銘を彫ります。▼
まだ解りにくいですが、
色揚げすれば浮かび上がってくる・・はず。
さて、形は完成。あとは、煮色と、内側の仕上げ・・・今回は、箔を貼ろうと思っているので・・・
この香合入れのために、「抹茶色」と「灰青色」という名の新光箔を用意してみました。どちらも素敵な色なので、煮色で出た色によく合う方を、使おうと思って。ある程度予想はできるとはいえ、仕上がりの色は偶然に出るものですから。。。
板を切り出し始めてから 形の仕上がりまでちょうど一週間ほどでした。失敗してやり直してを繰り返して。
こうして立体になったモノが、自分の手を離れて立っていると、なんかもうほんと可愛くて仕方ない。
ただの「自立する体積」なのだけれど、だったら人間だって立体ですし ネ。
いい色に揚がりますように。
1 件のコメント:
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