アトリエ金属蛙: 金沢、金箔の旅。

2011/05/03

金沢、金箔の旅。

GW最初の3連休、石川県は金沢市にやって参りました。

▲これ金沢駅。建築が異様にオシャンティ。ちなみに駅から100m離れると未だ開発されてないような昔の町並みも垣間見えて、なかなかのミスマッチっぷりを発揮している。

▲本当にいちいち洒落てる金沢駅構内。どこ切り取っても画になる。

▲駅から少し離れた、自称「金沢の玄関口」には、巨大な鉄のオブジェが。

で、今回のお目当ては金沢21世紀美術館だったわけなんですが、
企画展がちょっとこれでもかってくらい心に響かずですね・・・

GWにしてはたいした混み具合でも(東京に比べれば。)なかったものの、
並んで入るくらいなら美術館周りの庭で遊んでた方が楽しかった。

その前に行った石川県立美術館の方が、蒔絵やら象嵌やらがいっぱいで良い感じでした。
県立美術館は、「ポートレート展」と題して大正〜平成の画家(主に日本人)が描いた肖像画を中心に、けっこうな点数飾られておりまして、
中でも群を抜いて惹かれたのは鴨居玲と平野遼ですね。
平野遼については自分の出身地である小倉を拠点としていたようで、うちの予備校の長が傾倒しておりまして、その作風には親しんでいたところもありましたので。
鴨居玲についてはこの絵▼に見覚えがあったくらいで、ちゃんとというか現物を目にしたのは初めて。

これ、描かれてる人間がほぼ原寸大。そしてキャンバスを前にしているのが作者、鴨居玲自身で。
鴨居玲は、晩年「もう描けない」と言い遺し、これを描いた3年後に息を引き取ったそうです。
金沢は遠かったけれども、これを観るために来たと思えばなんてことない距離に感じられるほど、「本物」の威力がありました・・・画家は怖いなぁ

で、で、美術館より楽しみにしてたのがここ!

▲「箔座」本店!
日本橋支店もある、箔屋さん。日本の金箔は99%金沢産なんだってー
写真は、本店の中庭にある金箔で覆われた蔵。
箔座自体は1階が箔を使ったアクセサリーや器や化粧品!なんかを揃えたお店で、
2階が箔押し体験(要予約)のできるお部屋になってるんですー

箔は気になっててなかなか手が出なかった素材なので、触れてみようということで!

▲やりましたよ、箔押し体験!
ほんとはお盆に好きな絵柄で箔が押せる120分の本格箔押し体験がしたかったんですが、もう電話したときには予約が前後に入っていてできないということで、30分ほどでできる箸に・・・
箔座さんでは新虹彩という焼きムラをつけたカラフルな箔が1枚から売られていて、手軽に使えそうだったので何か箔を使う方向で作品を考えてみてもいいかなぁと思いました。

<おまけphotos>

▲新潟は「親不知」! 知る人ぞ知る土地名ですねー


▲まだ雪の残る飛騨山脈。


▲海鮮どぉーん。さすがの日本海。

そんなこんなで、春の金沢なのでした。
残りの3連休は東京を巡るよ!こっちも展覧会がいっぱいだ。さすが日本の中心だ。
ではでは〜

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