アトリエ金属蛙: これは、タブーなんかじゃない。

2011/10/12

これは、タブーなんかじゃない。

福島に思いを馳せる。
いまも彼らの住む土地に。

はじめのころに福島で高い線量数値が出たとき、こんくらいの放射線量はどこどこではふつうですみたいな情報がそっこー流れてきたよね。あれは要するに日本人の「みんなやってるからだいじょぶ」精神をくすぐる安定剤だったんだよね。
放射能漏れてるってわかって、それでも東京の人たちがマスクをしなかったのは、「みんなしてないから」だったんでしょう。ものすごく地方で騒がれて心配されてるときにも、うちらは日常生活を通常通りおくってた。いまもそうです。それは、目をそらすことしかできないから。
7ヶ月、経ったよ。うちは、それでもまだ関東に住み続けようとしている。それは、「みんないるから」なんだ。すこしずつ、身体は蝕まれてることは間違いない。間違いないんだ。でも、それは「みんな同じだから」へいきなんだ。あたまがおかしいのかな。

みんな、逃げられるなら逃げてる。
うちらは、それでもなんとかしようとしている。
放射能は、インフルエンザなんかとは違うのに。どんな薬でも消えやしないのに。
逃げられないのは、仕事があるせいだし家族があるせいだし仲間がいるせいなんでしょう。
「生活」が、土地と密着しているせいで。
うちらは農耕民族で、
たいせつに育ててきたうちらの「生活」は、その土地を離れることで0に等しくなる(と思い込んでるし、実際そうなのかもしれない)。

まだ、大丈夫なんじゃないかと思いたくて
大丈夫だろうと思ってる。

正直いって、うちはそういう化学物質のせいで身体に支障がでるのは不本意だなぁ。
でも、もっと正直いうと、当面、自分が無事に生きられればいいかなぁと思っている。
だから、一生分の放射能がどうかとか、いうけど、たぶん大人たちは、一生分の放射能を浴びちゃう頃には自分らの寿命もそろそろ終わる頃だろうからいいんじゃないかと思ってるんじゃないかなぁ。

そういうことを、ちゃんと文書にしたいと思うのだけど
消えない文書にしたいと思うのですけど
どうも考えをまとめるのが苦手なので、ふわふわ浮いたような文でしか書けなくてもうしわけないのですが、うちはどちらかというと「わかりません」。正直な、きもち。

どうしたらいいか、わかりません。

1 件のコメント:

あんど、 さんのコメント...

こんにちわ~
そうなんですよね。実はわたしは3月4月NEW YORKにいたのですが、そちらではそんな本当の危ない話ばかりニュースで流れていました。だけど、日本ではちがう話ばかりして、国民の気をそらせることばかり。
わたしのFACEBook上では海外の人たちが本当の姿を伝えていました。だけど、日本ではお門違いなことばかり。だから、日本人の友達に本当に危ないから、東京からも安全が確認できるまで一時避難したほうがいいと呼びかけ続け、メールを出し続けました。でも、答えはどんどん友達をなくし続け、信頼をなくし続け、みんながやってないからが本音のようでした。おまけにバッシングを受けてしまったわたしは何も言わないことにしました。本当はChihiroさんが東京にいることも心配だったのですが、ごめんなさい。言えませんでした。福島の知り合いにも言いましたが、奥さんが動かないからとか。。政府を信じているとか。今日のChihiroさんの記事うれしかったです。ありがとう