神奈川県に、表札をひとつ送りました。
もう2年ほど前に、「今新築を建てている最中だから表札を」と言っていただいたのですがあいにくそのお話をいただいたのが、私が産休に入る1ヶ月前というタイミングで。
1ヶ月じゃ表札のデザイン検討が十分にできないし、焦って作るのも違うので、「まずは仮表札を納品し、産休が明けてから本表札を制作する」という流れにしていただきました。仮表札のデザインは、ほぼほぼこちらに任せていただいて。
そして2年越しに、本表札が完成したというわけです。長らくお待たせしてしまい、申し訳ありませんでした。
LINEでデザイン検討しながら、お客様の中で こんなのもできるかな、また新しい構想が浮かんだ、と発展していくのが楽しかったです。ヤギとフクロウがおしゃべりしているような、とっても可愛らしい表札になりました。
ローマ字のフォント、どこかで見覚えありますよね。そうですね、ディ●ニーっぽいですね。あれフリー素材になってるんですよ…ディズニーフォントとか、ウォルトグラフとかいう名称で、誰でも使えるそうですよ。私ちょっとビクビクしながらダウンロードしたんですけど、好きな方は結婚式の招待状やウェルカムボードなどに使って、ディズニー風結婚式するのもよくある話だそうで。
多分、大丈夫です。笑
技法について。
母材はt2.0の銅板、130*190から丸太と「福地」の繋がった形を切り出す。
ヤギとフクロウは真鍮で別につくり着彩。アクリル絵の具の上にワックスを何層も塗る。裏に3mmの丸棒を2点ロウ付けしておき、母材に同じサイズの穴を開け差し込み、エポキシ接着剤で固定。
ディズニーフォントとキノコと丸太のぐるぐるはタガネで彫り、錫を流した。溝から溢れるので周りを削る。錫を流し終えたら硫化仕上げで黒色に染める。
以上、神奈川県の表札のお仕事でした。ありがとうございました!
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